YJフルブルーム
「美容業界のコミュニティみたいなものを作りたいんです。
今年はそのために動く1年にしようと思ってます!」
YJフルブルーム Vol.9

緑川春菜

ヤングジャンプ29号
2026年6月18日発売
表紙&巻頭グラビア掲載

巻頭グラビアを飾る彼女たちの素顔に迫るインタビュー企画「YJフルブルーム」。
Vol.9は、話題のサロンモデル、緑川春菜さんが登場!
フリーのサロモでありながら、昨年グラビアデビューすると、またたく間にグラビア業界のニュースターに。
実はキッズモデルやアイドルもしていたという経歴や、美容業界を変える大きな夢まで、たっぷり語ってもらいました!

――2度目の登場にして初表紙! 前回のグラビアも大きな話題になりました。

ヤンジャンさんに出てから、街で声をかけられることが多くなりました。こないだも、中目黒を歩いてたら「ホットドッグいかがっすか。……え!? ヤンジャン買いました!」ってお店のお兄さんから言われて、嬉しかったです(笑)。しばらく会ってない美容師さんからもめっちゃ連絡が来て、すごいなって思いました。「露出、攻めたね~」とは言われましたけど(笑)。

――ヤンジャンでは、サロモとしてヘアスタイルにこだわりつつ、水着は一切なしの洋服グラビアに挑戦してもらっています。

ヤンジャンさんは衣装も写真の質感もおしゃれですよね。今回はジャケットもあればデニムもあったりして、全部の衣装が違ってるからいいなって思います。

――実は誌面で使用したデニムのパンツは、緑川さんご本人のものでした。普段からああいう服が多いんですか?

そうですね。ジーパンにTシャツにキャップで、基本的に男の子みたいな格好です(笑)。美容室に行くと、「ちっちゃい男の子が来た!」って美容師さんに言われたりします。

――確かに少年みたい(笑)。そもそものところから知りたいんですけど、サロンモデルってどういうことをしてるんですか?

ホットペッパーとか美容師さんのSNSに載せるヘアスタイルのモデルをして、謝礼をいただくお仕事です。サロモって、髪を切ったり染めたりするものだと思われてるんですけど、実際はヘアスタイルを変えるだけですね。こういうグラビアの仕事とか入ってないときは、だいたい週に9本とか10本撮影をしています。

――そんなに! 全部自分でマネジメントしてるんですよね。

はい。美容師さんから撮影依頼が送られてきて、「この日は9時から10時半まで表参道で撮影だから、次は15分後に渋谷で次のを」みたいに埋めていって。一番サロモとして動いてた高校生の頃は、もっと撮影してましたよ。同じビルの7階、5階、2階で、それぞれ別の美容室で撮る、みたいな感じで(笑)。

――ぜんぜん知らない世界です……。

こんなに撮影してるサロモも他にいないと思うんですけど。私は地方の美容師さんにも会いたいから、次は名古屋に行くって決めたら、「誰かこの期間で撮ってくれる方いませんか」ってSNSで発信して募集したり。貪欲なんです。

――ずっとひとりで動いてるのがすごいですよ。緑川さんってInstagramで見てたときはもっとクールな人かなと思ってたんですが、実際に会うとめちゃくちゃ気さくですよね。

「こんな人だと思わなかった」って全員に言われます(笑)。クールな人間だと思われてるけど、会ったら本当に「小僧」なんですよ。誰とでも友達になれるんですけど、モテないですね(笑)。

――趣味ってなんですか?

お酒! 私の兄が7歳上で、その世代の美容師さんたちと飲むことも多いし、飲み方が「平成」なんですよね(笑)。飲む日はだいたい6時間くらい飲みっぱなしで、2軒目でテキーラとかいっちゃいます。

――強い!

でも、家では犬を撫でながら本を読んだりしてます。私、益田ミリさんの本がすごく好きなんですよ。心穏やかになる。だから外ではめっちゃアクティブに動いて、家だとソファーから動かないです。

――なんとなく人柄が分かってきました。ちなみに、過去にアイドルもやってたとか?

はい。でも芸能っぽいことのスタートは、『ニコ☆プチ』っていう雑誌の読モや、子供向けブランドのショーモデルです。たぶん10歳くらいから中学に上がるまでやってて。で、16歳でサロモを始めて、17歳の年に『Popteen』のオーディションを受けたんですよ。最終選考は公開オーディションだったんですけど、うさぎのモノマネをしてバカすべって、きれいに落ちました(笑)。

――いつかモノマネも見てみたいです(笑)。

そこで声をかけられたことがきっかけで、アイドルグループのオーディションに参加して、メンバーになったんですよね。秋葉原でデビューライブしましたよ。でも、性格がアイドルに向いてなさすぎでした(笑)。1年くらいで脱退して。

――そこからはサロモ一筋ですか。

そうですね。私、芸能を頑張りたくて高校も辞めてたんで、とりあえず二十歳まで頑張るって親と約束して、毎日サロモの仕事を入れて。表参道の駅のトイレで寝落ちするくらい、がむしゃらにやってました。それで気づいたら、今こうしてグラビアのお仕事もやらせてもらえるようになったんです。

――なんていうか、全部一貫してますね。

ほんとそうなんですよ。子供の頃から割とまっすぐ同じようなことをしてる感じで。でも、フリーランスでこういうことをやれてるのは家族のおかげだと思います。読モの頃なんか、お母さんやおばあちゃんが付いてきてくれたり、家族総出だったんで。だから今でも、家族を大切にしようと思ってるし、家族に褒められたくてやってる部分も大きいかもしれません。

――そんな緑川さんが、ヤンジャンの表紙ですよ! 家族の反応が楽しみですね。

喜んでくれると思います! パパは前回のヤンジャン買ってましたから(笑)。パパはサロモのこともよく分かってないし、私のSNSとか見ないんですけど、部屋にヤンジャンが置いてあったんですよ。私の出ている雑誌で、初めて買ってくれたと思います。

――それは弊誌も嬉しいです。今後はどんなことをやりたいとか、夢はあるんですか?

私、美容業界のコミュニティみたいなものを作りたいんです。今、都内はほとんどの区が条例で「声掛け禁止」になってるから、美容師さんとサロモが会うきっかけが少なくなってるんですよね。だから「サロモってこんなにいるんだよ」ってことを広く知ってもらいたいし、美容師さんのセミナーとか開いて、ヘアスタイルのトレンドや、サロンで撮影するときのコツとか教えてもらいたい。そこに服のブランドもからめたら、衣装提供につなげられるし。とにかく、美容業界全体をアゲていきたいから、今年はそのために動く1年にしようと思ってます。

――ほんとに唯一無二の活動ですね!

唯一無二、嬉しいです! 事務所にも入ってないただのサロモが、インスタのフォロワーが9万人いて、ヤンジャンの表紙やってるっていうのは、ほんとにすごいしありがたいことだと思うんです。これからも唯一無二の道を歩んで、紙の写真集を出して、30歳で引退したいです(笑)。

緑川春菜

Midorikawa Haruna

PROFILE

1998年4月29日生まれ。神奈川県出身。身長159cm。
16歳からサロンモデルとして活動。全国の美容室のカタログやSNSに登場する、日本一の売れっ子!

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STAFF
撮影/北岡稔章
スタイリスト/森川雅代
ヘアメイク/岡田知子(TRON)
編集/西中賢治
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